「さぁ早くも第二回!今回のテーマは!!」
月人の紹介ですね。本日もよろしくお願いします。敵Bです」
「月人の存在は重要よ……てか月人いなかったらこの作品喋るキャラが九割いなくなるわ」
「喋る云々はともかくとして……月人の存在のおさらいをしたいと思います。月人は永遠を生きる神王の為に創られた、不老不死の人工生命体です。遺伝子レベルでゼロから作られた存在なため完全な新種で、つまり姿は似通っていますが、人類とは全く違う種族と言うことになります。また、その知能レベルも個体差はありますが一通り人間を超える知能を所有しております」
「そして月人は神王に大して絶対服従の本能が備わっているわ。つまり神王に対して反旗を翻したりすることはないって訳ね。ああ、あと月人には『常に神王という星の傍で周り続ける月』という意味があるの」
「月人には主に三つに種類に分類されます。まずは第一世代型月人これは前回紹介した三人が該当します。特徴は知能のレベルにおいては月人の中で最も優秀な性能を持っています。性能の同じ月人同士ならある一定の条件の下に互いの思考を「トレース」することも可能です。ただし理性重視で創られたために神王に対する愛(?)以外の本能、己の意思はその完全すぎる理性によって抑圧されてしまいます。この抑圧が長く続いたことによって精神崩壊を起こし廃棄処分となった月人も多かったそうです」
「精神崩壊って物騒ねぇ。さらに言うと廃棄処分ってもっと物騒ね!全く、創り出しておいてそんな簡単に処分するだなんて非情極まりないわ!」
「不老不死の月人に一体どのような『処分』を下したかは定かではありませんが……ともあれ、この結果を踏まえてこの後の月人の能力は少々形を変えることとなります」
「そうして創られ始めたのが第二世代型月人ね。廃棄処分となった月人に代わる新たな月人という、補充のための月人。特徴は精神崩壊を避けるために精神バランスを人間に近づけていると言う点ね。そのために心の崩壊率を抑える改善は施されているけど、代わりに知能や作戦実行力は第一世代月人よりも劣る結果となったわ」
「ですが第二世代型の月人には他にも特徴があります。それは「気(Aura)」を操り「法術」を発動するなど特殊な能力を獲得した月人もいると言う点です。まぁ全ての第二世代型月人が能力を獲得したわけではありませんが……」
「そうそう「気(Aura)」というのは、このKZの世界でも重要な役割を持っているから覚えておいてね」
「説明ばかりではつまらないので小話を入れてみます。実はVSの時代に月人を育成する機関というのがありました」
「そんなのがあったの?」
「ええ、皇陰という国に存在していたそうで各国から多くの月人候補生が集い、月人になるための教育を受けていました。まぁそれもヴァジアルサーガ(世界大戦)が始まる寸前の神暦300年までの話ですが」
「月人になるための……て事は月人昇格の儀を終わらせていない月人?」
「はい。この時点で月人達はまだ月人候補生と言う本格的な月人ではありません。月人創生機(正式名称不明)によって創られたばかりの月人……まだこの時点では不老ではないので人間同様年をとります(ただし既に不死ではある)。そのために神王と月人昇格の儀を行い完全な不老不死となり完全な月人になるのが彼女(彼)らの目的と言ったところですかね……」
「完全な月人、ねぇ……まぁいいわ。さてそれじゃあそろそろ第三世代月人の紹介に移りましょうか」
「KZに深く関わってくる月人達ですね」
「第三世代月人は総勢12人……ええと、確か名前は……」
「月人アリエス
月人タウロス
月人ジェミニ
月人カルキノス
月人レオン
月人パルテノス
月人テンビン
月人スコーピオン
月人サジタリアス
月人カプリコーン
月人アクエリアス
月人イクテュエス
の12人ですよ」
「……多いわーちょい多いわー」
「や、そんな事言わずに……それにこの12人の名前、実はあるモノが元になっているんですよ」
「あるモノ?」
「はい。この12人の名前をよく見てみてください。そうすると分かるはずです。それに既にヒントも出ていますよ」
ヒ、ヒントォ!?そ、そんな馬鹿ないつの間に……!!ハッ!さては貴様謀りおったな!!」
「その口調なんの影響ですか、全く……さてでは細かいキャラ説明に入ろうと思います」
「月人アリエス」
KILLZVALDに出てくる月人のリーダー的存在。武器は主に槍を使い、中距離の戦いを行う。
序盤(というか最初から)仲間にいる月人であり、ヒロイン的位置(?)についている
KZにおいて重要な役割を担うツヴァルドを行うことができる唯一のキャラであり、「ムーンアイ」という固有技を持つ。
性格は生真面目。リーダーとして自分を律しているようだ。
CVは日笠陽子さん(代表作けいおん!、秋山澪役など)

「月人タウロス」
氷虎の第二月人であり、西洋風の騎士の鎧に身を包む男性月人。
武器は主に剣。接近戦タイプだが、何かというと接近戦タイプというより防御型タイプと言った方がいいかもしれない。
数多くの防御スキルを所有可能。氷虎の周りに配置しておけば安心感を得ることができるだろう。
が、初期状態では少々素早さに欠けるのが難点か。固有技「タウロス」を装備すれば多少問題は解消されるだろう。
性格は真面目。食物が危険でないか毒見役を引き受けることも。
CVはJOYさん(代表作クリエイターのるつぼ:『バルガラム王国記 魔森章』エルンシュト王子役など)

「月人テンビン」
タウロスらと同じく氷虎の第二月人。武器は主に斧。KZ開始当時は貴重な斧系武器担当者。
西暦時代の地方語「関西弁」が普段の話し言葉。しかし氷虎など目上の者には敬語を使う。
「ヴキリブラ」という武器開発系スキルを初期から持っているために武器の成長速度が早い特徴を持つ。
武器開発のみならず味覚も鋭いようで料理を受け持つことが多々ある。得意な料理は「ショクカ炒め」(栄養豊富!)
CVは植田佳奈さん(代表作マリア様がみてる シリーズ 福沢祐巳役など)

「月人サジタリウス」
タウロス、テンビンと同じく氷虎の第二月人。武器は主に弓を使い、遠距離タイプ。
月人の中で一番の弓使い=世界最高の弓使い。動かない的ならば百メートル先の穴に百%命中させることが可能。
一人称は「ボク」だが、目上の人物には「私」。「ボク」と言う癖を直そうとしている。
弓は、戦闘域全てに攻撃を仕掛けることのでき、さらに剣・斧は威力が軽減してしまう飛行系の敵にも有効な武器。 
CVは藤田麻美さん(代表作とらドラ!光井百合子役など)

「数が多いのでとりあえず四名選びました」
「ひとまず月人アリエスがカメラ目線なのに物申したい」
「そんなことはどうでもいいんですよ!あれは多分ちょい左向いていてカメラ目線では無いと思いますし」
「いやアレは確実にカメラ目線よ!なによちょっと出番が多いからって!調子に乗るんじゃ」
「相手は主人公側なんですから出番が多いのは当たり前です。僻みはやめてください」
「畜生ォ――!今に見てろよコンチクショ――!!エリア10辺りに来たら私の怖さを思い知らせてくれるわぁ――!!」
「やれやれ……さて話を戻します。色んな単語が出てきましたね」
「そうねー一番重要な単語はアリエスの使うことができるツヴァルドって単語かしら?」
「そうですね。ツヴァルドはゲームのタイトルKILLZVALD(キルツヴァルド)にも含まれている単語で、重要な役割を持っています」
「簡単に言うとどんな意味があるの?」
「そもそもツヴァルドとは半封印法術という意味を持ちます。公式説明だと月人を武器へ半封印することで、武器と装備者の能力を高めることができる。と書かれています」
「ゲーム中にはどんな効果が得られるのよ」
「ではまずはこちらをご覧ください」
「ひとまずこの右固め陣形に物申したい」
「それはどうでもいいんですよ!そんなことよりこれはメニュー画面です」
「で、これがどうかしたの?」
「ひとまず説明なしに見てもらおうと思いまして……では続いて、ツヴァルド後のスクリーンショットです。」
「ああ!人気投票第一位のタウロスが消えたぁ――!
「うるさい魔物ですね貴方は。ともあれ、ツヴァルド前と後とでは変化がありますね」
「よくわかんないけど具体的に何が変わってるの?」
「ではまず下の二つをどうぞ。左がツヴァルド前、右がツヴァルド後です」
「能力値の違いが分かりますか?」
「防御力がかなり違ってるわね……もう別人クラスじゃん」
「ツヴァルドした時の能力値の変化はツヴァルドした月人の能力値が元になっています。タウロスは防御能力や攻撃能力が主なのでそれらの能力値の伸びが良いです。能力値の変化はこのようになっています。」
「左がツヴァルド前、右がツヴァルド後です。攻撃力や防御力が顕著ですね。それとツヴァルドをするとツヴァルドした側のスキルも付加される場合があります」
「これだと全部有効になってるわね……てかスキルって何さ」
「KZには色んな効果を持つスキルというのがあります。状態異常を防ぐスキル、武器経験率を上げるスキル、防御力などを上げるスキル……一人三つまでスキルを選び、つける事ができるんです」
「ふーん。ねぇ、私たちにスキルは無いの!?」
「ありますよ」
「え、あるの?」
「なんですかその意外そうな顔は……その説明はまた今度にしますけどね。あ、それとそうそう。ツヴァルドした月人のスキルにはツヴァルド後に併用不可なスキルや逆に効果が三倍になったり二倍になったりするスキルがありますのでプレイの際には探してみてください。」
「で、他に何か説明は無いの?」
「そうですね……あ、そうだもう一つありました。実はツヴァルドすると武器の重量が半分になり攻撃速度や移動速度がアップするという効果があります」
「よりどりみどり……嬉しいねぇ。落ちな!」
「そのネタ通じる人いるのかな……?あ、でも欠点もありますよ」
「欠点?」
「ツヴァルドされた側は能力値がアップしますが、ツヴァルドした側は戦闘の際に経験値が一切入りません
「な、なんだって――!?どういうことだよ敵B――!?」
「だからそういうネタ通じるのかな……?まぁそういうデメリットがある事は把握しておいてください。ですが実際ツヴァルドした方がメリットの方が大きいです」
「しかし今回月人の紹介の筈なのに随分とツヴァルドの話が長かったわね……」
「いや、まぁ前半は月人の紹介ですし……あ、そうだ。最後に一つ。氷虎とアリエスはツヴァルドすることができません
WHY!?
「氷虎は人間なのでツヴァルドしちゃったら死んでしまうそうです。アリエスは唯一ツヴァルドできる存在なのでアリエスをツヴァルドしちゃったらツヴァルドできる存在が居なくなるという設定上の問題ですね。……まぁ最も両者は自分をツヴァルドできないだけで誰かをツヴァルドできない訳じゃありません。そこの所を注意ですね」
「……さて、まだ色々説明したい所があったのだけど明らかに長すぎるので一旦切りましょうか」
「ですねぇ。次回はタウロスとかの説明ということで……では今回はこの辺で〜」
「ノシ」


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